株式会社ブレインズ・コミュニケーション

2025-01-29 採用活動のポイント

＜求人の応募効果を上げよう／後半＞　5つのポイント: 「Indeed PLUS（インディードプラス）」を使って求人募集をしたけど期待どおりの応募がない…。なんてことありませんか？
この状態で何を改善すべきか分からない方も多くいらっしゃると思います。
今回はそんな時に＜見直すべきポイント５つ＞をご紹介します。; 1.どんな人に応募してもらえるかイメージしてみよう
実際の掲載求人を例にご紹介します。
【アルバイト求人内容】
・毎週木曜日と土曜日の週2日のみ
・朝8時～13時まで
・都内でクリーニングの回収配送
・時給1,170円; 週2日の午前中だけ働ける主婦パートさんが応募してくれるだろうとイメージするところですが、実際の応募はゼロでした。さて、どうしてでしょうか？
週2日限定で良いように思えますが、木曜日と土曜日の午前中だけ働く人という条件はかなりターゲットが限定されてしまいます。
働く曜日が選べるわけでもないので、他の曜日に何か別の仕事を探すというのも難しくなります。; 例えば主婦を想定した場合、土曜日はお子さんも学校がお休みで家にいるので、むしろパートに出ることができないかもしれません。
また、朝8時に出勤するとなると、小学校や中学校のお子さんがいるご家庭は、朝の準備のピークを迎える時間に出勤しなければならず、ご自身の外出の準備も含めてパートに出るのはとても難しいのが現状です。; こんな風に募集条件を細かく検証してみると、“現実的にはこの条件で働ける人がいない”事に気がつきます。
「この募集条件で応募してもらえる人はどんな人か？」「その人は今どこにいて何をしているか？」「どんな人ならこの会社やお店で働けるか？」をもう一度、よく検証してみることが大切です。
「応募者イメージ」がバッチリつけば、想定通りの応募者を獲得し、採用に繋がる可能性を高めることができます。; 2.募集条件を小分けにして考えてみる
それでは木曜日と土曜日の勤務日を分けて「週1日どちらの曜日でもOK」という条件にしたらどうでしょうか？
平日（月～金）働いている会社員や学校に行っている大学生などの「土曜日だけならバイトできる方」の応募が期待できますよね。
また出勤時間を朝8時から9時にすることで、主婦からの応募も期待できるかもしれません。このように募集条件を曜日単位や時間単位で分けてみると、採用ターゲットを広げることができる場合があります。; さらに仕事内容も細かく分けてみると、働くことができる層が広がり、応募増につながることがあります。
例えば、ホテルの客室清掃の仕事で一人が一室をすべてを清掃するとすれば、ベッドメイクや水回りの清掃など、たくさんのことを覚える必要があり、短時間で完璧に清掃するには相当数のキャリアを積まなければなりません。
しかし、「すべての部屋のシーツだけはがして、取り換える」「全室のアメニティーの補充をする」というように、業務を細かく分けてみると仕事の難易度が下がります。
一つ一つの簡単な作業に変えることができれば、未経験者や当日初めてバイトに来た人だけで仕事をしたとしても、すべての客室清掃を時間内に終えることが可能になるかもしれません。; 採用条件（労働時間、仕事内容など）を分けて考えると採用ターゲットを変えることができ、さらに短時間×簡単な仕事（オペレーティングワーク）に小分けして変換することで採用可能性が高くなることが分かりますね。
このように募集条件を分けて考えることで「勤務可能な人が増える＝採用ターゲットを広げる」ことができます。; 3.社員案件をアルバイト案件に変えてみる
社員案件をアルバイト案件に変えてみる、または、アルバイト案件を社員案件に変えてみることも応募効果を上げる為には有効な手段です。
学生アルバイトは学校に通って勉強するという本業があり、パートさんは家事や食事の準備など主婦としての本業がある為、日常のスケジュールにおいてどうしても働くことが可能な時間が限られてきます。
そのため、もしアルバイト・パート募集で応募がなかったとしたら、その業務の一部を正社員の方で担保し、正社員の方が担っている別の業務をアルバイト・パートに変換できないか考えてみることも有効です。; 先ほどのクリーニング回収の仕事の例でいえば、「木曜日」の仕事はなんとか正社員の業務として担っていただき、バイト・パートが働きやすい「土曜日」や「日曜日」の仕事とバーターすることですべての曜日シフトを埋めることができる！といった考え方です。
他にも、週5日フルタイムで勤務してほしいアルバイト・パートの募集も、いっそのこと他の業務や役割を付与して正社員募集に切り替えてしまったほうが、応募が来るかもしれません。; 4.“応募者の目”で見つめてみる
採用したいターゲットがイメージできたら、その人が働いてくれるための環境が整っているか、メリットがあるかを検証してみることも必要です。
採用ターゲットにとって、魅力的な企業やお店かどうかを“応募者の目”で見つめてみましょう。; 例えば、飲食店アルバイトにおいて、働く側の最大のメリットは「まかない」です。
アルバイト先でご飯が食べられることは物価高の現代においては特に嬉しい待遇です。
もし、飲食店ではないとしても「ランチ代が支給される」「社員食堂で無料でまかないが食べられる」などの待遇があれば、採用にとっても大きなメリットとなるでしょう。実際に月1回、超有名店のお弁当を全従業員約2,000人分用意して振舞う会社もあります。; このように働く従業員にとって嬉しいことは何かを考えて実行し、その話題性を採用にも活かしていくことが重要です。
自社の求人に魅力が足りないと感じるならば、今頑張って働いてくれている従業員のみなさんの声を聞いて、魅力ある待遇や福利厚生を新たに作り出すことも必要なことかもしれません。; 5.最適なメディアで広報できているかを検証する
横浜市にある某建設会社では、20代の若手を採用するために「TikTok」を利用してメッセージを発信しています。
社長自ら動画に出て「うちの会社のいいところは！」「こんな人を求めてます！」といった採用メッセージを、仲間の従業員と一緒に明るく元気に笑顔いっぱいに投稿しています。; 視聴している方からの質問には動画のコメント欄で応え、応募は公式LINEで受け付けるというスタイルで、まさにSNS世代の採用手法といえるでしょう。
採用ターゲットをしっかり設定し、その人にちゃんと伝わる手法を使って採用活動を行っている好事例ですね。; また、エン・ジャパン社調べによると、転職活動者の9割が「企業HP」、7割が「採用HP」から企業情報を収集すると回答しています。
求人広告を見て「応募しようかな」と興味をもってくれた求職者が、HPを見て「やっぱり応募するのやめた」とガッカリさせないように、企業HPをブラッシュアップすることも忘れてはいけません。
そして、スマホで見やすいWebサイト作成が必須であることは言うまでもありません。
スマホ最適化をし、SNSやブログでリアル感を伝え、求職者の応募意欲を膨らませるような広告コミュニケーションが、採用活動にとって大変重要であると考えます。; 最後に
ここでは、求人の応募効果を上げるために見直すべきポイント5つをご紹介しました。
①掲載中の募集条件で、どんな人に応募してもらえるかイメージしてみる
②募集条件（勤務条件や働き方・仕事内容）を小分けにして考えてみる
③社員案件をアルバイト案件に変えてみる、アルバイト案件を社員案件に変えてみる
④採用ターゲットにとって魅力的な企業やお店かどうかを“応募者の目”で見つめてみる
⑤欲しいターゲットに対して、最適なメディアで広報できているかを検証する; もし期待する応募効果が無かったときには、もう一度「採用ターゲット」を見直して、その人に確実に届く方法を実行することが大切です。
また、求職者側に立って自社の求人広告が魅力的であるかを検証してみることも必要です。; 人手不足が叫ばれる中、求職者から選ばれる企業とはどんな会社なのか、これからも求人動向のトレンドを見つめていきます。

Tags：	Indeed PLUS｜Indeed｜採用活動

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執筆者WRITER
- 森薫日本シニアライフ株式会社
  代表取締役社長
- 広報株式会社ブレインズ・
  コミュニケーション
- 酒井一謹株式会社サンライズ
  代表取締役社長
- オカモトブレインズ
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- 夏苅雅貴株式会社ルーティングフォー
  代表取締役